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jotting of daily misc
国際保健フィールドワークフェローシップに参加して。 この記事をはてなブックマークに登録
2007/08/29(Wed) 22:23  [permlink]
公衆衛生や国際保健に関心の高い医療系学生を国内外で研修させるプログラムが「国際保健フィールドワークフェローシップ」。今回自分が参加したプログラムで14期目となり、OB・OGの方々や元引率者の先生方もこのフィールドで活躍されている方が多い。お金を出してくれている笹川記念保健協力財団ハンセン病制圧に注力していることもあり、国内研修ではハンセン病療養所に伺う機会を得たり、海外研修ではフィリピンでのハンセン病コントロールのプログラムについて説明を受けることができた。

同様の関心を持つ、同年代(といっても流石に僕は年配側だったけど)の学生と過ごす11日間はとても濃密で素直に楽しかったし、訪れる先々で様々な立場の方から多岐にわたるお話を伺うことができたので、満腹感は相当で、逆にまだ消化不良なぐらい。

とりあえず国内ではハンセン病資料館で感じたこと、マニラに行ってからは、WPRO(WHO West Pacific Regional Office)で尾身先生の熱弁、ストリートチルドレン保護施設でのこと、それからイロコスノルテ州でのハンセン病コントロールの取り組みについては何かしら自分の頭の整理のためにも早めにまとめてみようと思う。



int'l health | CM:1 | TB:0| edit
週末らしく。 この記事をはてなブックマークに登録
2007/08/29(Wed) 00:22  [permlink]
晴れた日曜日。照りつける日差しの中、JR大崎駅を降りて、通いなれた道を通り旧ソニー本社脇を抜けてフランクリンでアボガドバーガーを食べる。

原美術館までてくてく歩いて、比較的狭い美術館内を、一階は以前と全然展示が違うのでちゃんと見なきゃと歩き回る。思いつきそうでつかないアイデアを披露され、そんなアイデアか!と発想の豊かさに少し感激する。そうしてカフェで庭を見ながらコーヒーを飲む。クロスの色が柔らかくて、落ち着く。

目黒へ向かう。ツレが庭園美術館の「舞台芸術の世界」が観たいというので。もう6時近いんだけれど、ちょうど夜間開園をやっている。ポイントが分からないなりに、書いてる「顔が変」とかそういうことで一人盛り上がる。


目黒駅まで歩き、焼肉を食べる。うまい。いいニュースもあった。
なんてことのない週末なんだけれとても幸せ。



東京に暮らす利点は、経済や人の流れだけじゃなくて文化が集まってくること。日本ではここでしか見れない映画、ここでしか見れない展示は多いんじゃないだろうか。そういう利点は積極的に堪能しないともったいないね。
Current Affairs | CM:0 | TB:0| edit
日本におけるマラリア対策 この記事をはてなブックマークに登録
2007/08/04(Sat) 02:55  [permlink]
日本はマラリア流行地域でした。昭和に入った頃の患者数は2万人(マラリア患者年別統計グラフ)。悪性度の低い三日熱マラリアが中心のため死亡者数は少ない。

戦後、滋賀で保健師をされていた方にお借りした手元の資料、「彦根市に於けるマラリア防遏」 (小林弘(大津市衛生課長) 1960)によると、日本で最後の最後まで感染者を出していた滋賀県の流行地の中心が大津市だったそう。

講じられた対策は(1)マラリア原虫そのものへの対策、(2)媒介蚊幼虫に対する薬剤対策、(3)土木工事による媒介蚊成虫対策 (4)衛生教育および啓発活動、に大きく分けられる。

結局のところ、(滋賀県で)マラリアを撲滅できたのは上記のような総合的・徹底的な対策を講じることができたからで、特に土木工事による湿地を埋め立てていく作業は行政の介入なしには絶対に実現しない。改めて健康上の問題が、医療面からのアプローチだけでは歯が立たないということを、深く考えさせられた。



campus life | CM:0 | TB:0| edit
マラリア研究の最前線 この記事をはてなブックマークに登録
2007/08/04(Sat) 01:56  [permlink]
マラリアって

Mal aria (bad air) はその由来はイタリア語。ローマ時代、というより有史以来この病気が人類を脅かし続けたことが分かる。現在でも患者数は年間2-5億人。死亡者数は100万人以上/年。

先月、阪大微生物研究所堀井先生の特別講義。日本で最もよいマラリア研究をやっている先生との紹介。この先生微研出身だから眉唾。授業も面白いが、研究はもっとエキサイティング。


研究内容

マラリアは抗原性(身体の免疫から「敵だ」と思われる性質)がコロコロ変わるのでワクチンが作りにくい(あいつが敵だ!と思ったら変身してて攻撃できない)。また、そもそもどういう免疫機構でマラリアをやっつけてるのかも実は不明な点が多い。要は敵についても味方についても良く分かってない。(自然免疫とマラリアの病態の関係は始まったばかり)。


ワクチン開発

マラリア研究の最大のテーマはワクチン開発。それにはこの敵、味方への理解が必須。堀井先生は悪性のマラリアである熱帯熱マラリアのSERA抗原の組換えタンパクを用いたワクチンの開発を研究している。

実際、マラリア流行地では、小さい頃から感染にさらされ、ある程度の免疫を獲得している。疫学調査では、このSERAへの抗体を持つ子供は発熱しないということが明らかになり、このタンパク質への抗体の重要性が示された。一方で、この抗体価が感染を繰り返してもなかなかあがっていかないことも分かった。ようはここを叩ける武器がよく効く、というポイントは見えてきたけど、その武器がなかなかGETできないという状況。

先生に「どうやってこのタンパク見つけたんですか?」と学生が質問すると「ラッキー。昔からやってたタンパクがたまたま重要だった」んだと。SERA抗原を使ったワクチンは、現在第I相の臨床試験終了し、先生のフィールドであるウガンダなどの流行地域での第II相臨床試験へ。



参考:
・「日本におけるマラリア研究の発展」 堀井 (学術月報 07年4月)
WHO-TDR:Malaria
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