2007/02/27(Tue) 22:53 [permlink]
何にも分からなければ感動もないだろうけど、解剖が終わったということで、解剖の先生が希望者に手術見学をアレンジしてくれた。
いくつかの手術を覗かせてもらって、術式のこと、機材のこと、色々と説明して頂いた。
手術は術者だけでなくて、麻酔の先生や看護師さん、機材を調整される方、多くの方で成り立っていること。
ここが勘所、というところで空気が張り詰める感じ。そこを抜けてリラックスした感じ。
そういう現場の感覚を味わうことができ、感謝。ありがたい。
いくつかの手術を覗かせてもらって、術式のこと、機材のこと、色々と説明して頂いた。
手術は術者だけでなくて、麻酔の先生や看護師さん、機材を調整される方、多くの方で成り立っていること。
ここが勘所、というところで空気が張り詰める感じ。そこを抜けてリラックスした感じ。
そういう現場の感覚を味わうことができ、感謝。ありがたい。
2007/02/25(Sun) 02:35 [permlink]
医学部に編入して、最初の半年が終了。
卒業まで後4年。そう思うと長いけれど、これを「8回」繰り返せば研修医として学校から放り出される、と思うと意外にすぐだなとも思う。刺激的であっという間の半期でした。
この半期は、新生活でこれからの生活基盤(家探しやアルバイト)を整えること、それから当然学業に集中した期間でした。真面目に結構勉強しました。序盤はなかなか慣れず、通学時間が長かったこともあって、結構しんどかったですが、年明けからは比較的気持ちは楽でした。元々文系だから辛いでしょ、とか先生にも言われますが、あんまり文系とか理系とか関係なくて、しっかり授業で消化したものは分かるし、そうでないものは試験前に苦労する。ただそれだけです。
2年次後期で、我々が習ったのは正常なカラダについて。
正常なカラダの形、組織像、調節メカニズム、反応系。そういったことについて知識を入れていきます。医学部だなと思うのは、知識が「ヒトのカラダ」というところ収斂していくことです。
例えば、血について。血液の主要な細胞成分は赤血球ですが、その中には酸素などを運搬するヘモグロビンがあるのはご存知の通り。

ヘモグロビンの立体構造(酸化されると構造変化する)
ぱっと思いつくだけでも、生化学ではその中に含まれるヘムおよびポルフィリンの合成について化学の言葉で記述します。生理学では、血液への酸素溶解度といった血そのものについての性質や血液をどのように心臓が全身にめぐらせるか(心臓)、ガスをどう交換するか(肺)というのをできるだけ定式化します。解剖学では、造血器官や心臓や肺の構造、組織、発生について学びます。また分子遺伝学では、ヘモグロビンに関する遺伝病や、それがどのように受け継がれていくかを議論し、核酸生化学ではDNAに加えられた変異がどのようにタンパク質となってヘモグロビンの立体構造を変化させるのか、そのセオリーを学びます。
色んなアプローチはあるけれど、でも、医学部教育の目的は一つ。ヒトの健康を守ること。検討対象が同じだから、学べば学ぶほど、他科目とオーバーラップしてきて、有機的に知識が繋がっていく感じがします。心掛けていたのは、オーソドックスにその基礎科目がカバーしている範囲の要点をしっかりと理解していくこと、試験のための勉強に逃げないこと。ただそのためには十分な時間をかける必要があって、しかるべき準備をしていないと、そんな悠長なことは言ってられないのです(つまり試験のための作業も少なからずあった。反省。)教授は、自分の学生時代の5倍以上の知識を君達は求められている、そう言いきります。
次の学期は、引き続き勉強を最優先に、今までよりも準備に時間を割いて、少しでも実のある学習ができればよいな。後はそろそろ将来に向けた課外活動も開始しようと思う。狭い世界やし、人脈作らんとね。←ちょっとヤラシイ。
だらだら書いてしまった。
卒業まで後4年。そう思うと長いけれど、これを「8回」繰り返せば研修医として学校から放り出される、と思うと意外にすぐだなとも思う。刺激的であっという間の半期でした。
この半期は、新生活でこれからの生活基盤(家探しやアルバイト)を整えること、それから当然学業に集中した期間でした。真面目に結構勉強しました。序盤はなかなか慣れず、通学時間が長かったこともあって、結構しんどかったですが、年明けからは比較的気持ちは楽でした。元々文系だから辛いでしょ、とか先生にも言われますが、あんまり文系とか理系とか関係なくて、しっかり授業で消化したものは分かるし、そうでないものは試験前に苦労する。ただそれだけです。
2年次後期で、我々が習ったのは正常なカラダについて。
正常なカラダの形、組織像、調節メカニズム、反応系。そういったことについて知識を入れていきます。医学部だなと思うのは、知識が「ヒトのカラダ」というところ収斂していくことです。
例えば、血について。血液の主要な細胞成分は赤血球ですが、その中には酸素などを運搬するヘモグロビンがあるのはご存知の通り。

ヘモグロビンの立体構造(酸化されると構造変化する)
ぱっと思いつくだけでも、生化学ではその中に含まれるヘムおよびポルフィリンの合成について化学の言葉で記述します。生理学では、血液への酸素溶解度といった血そのものについての性質や血液をどのように心臓が全身にめぐらせるか(心臓)、ガスをどう交換するか(肺)というのをできるだけ定式化します。解剖学では、造血器官や心臓や肺の構造、組織、発生について学びます。また分子遺伝学では、ヘモグロビンに関する遺伝病や、それがどのように受け継がれていくかを議論し、核酸生化学ではDNAに加えられた変異がどのようにタンパク質となってヘモグロビンの立体構造を変化させるのか、そのセオリーを学びます。
色んなアプローチはあるけれど、でも、医学部教育の目的は一つ。ヒトの健康を守ること。検討対象が同じだから、学べば学ぶほど、他科目とオーバーラップしてきて、有機的に知識が繋がっていく感じがします。心掛けていたのは、オーソドックスにその基礎科目がカバーしている範囲の要点をしっかりと理解していくこと、試験のための勉強に逃げないこと。ただそのためには十分な時間をかける必要があって、しかるべき準備をしていないと、そんな悠長なことは言ってられないのです(つまり試験のための作業も少なからずあった。反省。)教授は、自分の学生時代の5倍以上の知識を君達は求められている、そう言いきります。
次の学期は、引き続き勉強を最優先に、今までよりも準備に時間を割いて、少しでも実のある学習ができればよいな。後はそろそろ将来に向けた課外活動も開始しようと思う。狭い世界やし、人脈作らんとね。←ちょっとヤラシイ。
だらだら書いてしまった。
2007/02/17(Sat) 12:52 [permlink]
http://rimo.tv/
YouTubeって時間ないと、行く気しない。
でも、こうやって、だらーっと見れるようにしてもらうといつまでも見れる。Wiiにも対応。
チャンネルは4つ用意されてて、1が音楽、2がお笑い・バラエティとか、3はアニメ、4はペット系。
ダウンタウンのこづれ狼久々に見た(笑)
Rimo Help
期待したい。はてなのIDで、もっと嗜好性にあわせたコンテンツ選択できるようになればよいし、でもこのシンプルなUIで、その好みどうやって取るんだろ。スキップ押すまでの時間とか?(いや、普通に取るしかないか。でもそれだとこのおばちゃんでも分かる!っていう良さが損なわれる)
海外の作品用のチャンネルとか、多言語の選択もさせてほしい。
追記:二つブラウザ使ってたけど、こうすればよい。
$jitensya - FirefoxでRimoをこっそり見る
YouTubeって時間ないと、行く気しない。
でも、こうやって、だらーっと見れるようにしてもらうといつまでも見れる。Wiiにも対応。
チャンネルは4つ用意されてて、1が音楽、2がお笑い・バラエティとか、3はアニメ、4はペット系。
ダウンタウンのこづれ狼久々に見た(笑)
Rimo Help
Q:リモコンのボタンのチャンネルにはどういう意味があるのですか
A:現状では、YouTubeの動画のカテゴリーに基づいて自動的に動画を抽出してチャンネルを設定しています。将来的には、より高い精度で閲覧する方の嗜好に応じた番組を提供できるよう目指しておりますので、ぜひご期待ください。
期待したい。はてなのIDで、もっと嗜好性にあわせたコンテンツ選択できるようになればよいし、でもこのシンプルなUIで、その好みどうやって取るんだろ。スキップ押すまでの時間とか?(いや、普通に取るしかないか。でもそれだとこのおばちゃんでも分かる!っていう良さが損なわれる)
海外の作品用のチャンネルとか、多言語の選択もさせてほしい。
追記:二つブラウザ使ってたけど、こうすればよい。
$jitensya - FirefoxでRimoをこっそり見る
2007/02/10(Sat) 00:56 [permlink]
試験期間中ですが、連休前でついついのんびり。たまってたビデオなど見る。
遅ればせながらM-1。「冷蔵庫」のネタ最高でしたチュートリアル。
また見てしまった。歯治す前。6分で、緊張してないし、こっちはもっとオモロイ。漫才ってYouTubeにめっちゃ親和性高いコンテンツと思いますがどうでしょう。吉本若手用に何とかすればいいのに。
さて、昨日はクオリア日記を読みふけって、自分は知的なチャレンジを全くしていないと思い知ったのですが、それはさておき、最近スピンアウトしたプロフェッショナル日記で、MITメディアラボの石井教授(Official)が出るということで録画していたのを。
世界にインパクトを与えられるものを作りたい。世界で誰もやったことのないアイデアでなければゴミ。と言い放っていた。自分は凡人。だから人の二倍努力する。とも。格好いい先生です。
でもこの番組は、ちょっとドラマチックに作りこみすぎていて、あまり好きになれないですねぇ。
Intangibleがテーマ。
遅ればせながらM-1。「冷蔵庫」のネタ最高でしたチュートリアル。
また見てしまった。歯治す前。6分で、緊張してないし、こっちはもっとオモロイ。漫才ってYouTubeにめっちゃ親和性高いコンテンツと思いますがどうでしょう。吉本若手用に何とかすればいいのに。
さて、昨日はクオリア日記を読みふけって、自分は知的なチャレンジを全くしていないと思い知ったのですが、それはさておき、最近スピンアウトしたプロフェッショナル日記で、MITメディアラボの石井教授(Official)が出るということで録画していたのを。
世界にインパクトを与えられるものを作りたい。世界で誰もやったことのないアイデアでなければゴミ。と言い放っていた。自分は凡人。だから人の二倍努力する。とも。格好いい先生です。
でもこの番組は、ちょっとドラマチックに作りこみすぎていて、あまり好きになれないですねぇ。
2007/02/07(Wed) 21:33 [permlink]
11月末から続けてきた身体の方の解剖実習が、昨日終わりました。
年明けからは本当にすごいペースで、腹部、骨盤、下肢、そして頭頚部に取り組みました。一日中の日は本当にきつくて、朝9時から夜7時ぐらいまで、昼飯以外の9時間ずっとウォーリーを探せ!やってる感じです。
少し慣れたからか、たるんだ雰囲気があった時期に、教官が言っておられた話が印象的でした。「欧米では模型を用いて解剖実習を行う所もあるらしい。しかし、君達、こんなに精巧な模型作れると思うか?ご遺体がこんなに上手に隠してくれてるようなのを、再現できると思うか?」 絶対に無理ですね。
もっと事前に勉強して、自分なりの疑問点をしっかりもった上で臨んで、与えられたノルマ以上に、ご遺体がまだまだ隠し持っているもっと上級の課題に取り組めればよかったのだけど、目の前のことに追われ、満足いく程には出来ませんでした。
でも、2ヶ月前とはヒトの身体について、完全に見方が変わった、そう実感します。内臓が所狭しとならんでいること。筋肉が薄いこと。神経が太いこと。膀胱が小さいこと。自分の目で見て、自分で切って、自分で触って、そうやって自分で得た新鮮な印象が、ずっと鮮明なまま残ってくれればいいなと思います。残るように自分で努力するのは勿論のこと。
今日からは神経解剖。剖出した脳を、色んな角度で切断し、断面のスケッチをしていきます。
まさにこういうのを切ってます。

出所:人体の不思議展 標本
PS:「人体の不思議展」に展示されているような標本は、僕から言わせればもはや"アート"です。あんなに上手くどうやって出すんやろ?
年明けからは本当にすごいペースで、腹部、骨盤、下肢、そして頭頚部に取り組みました。一日中の日は本当にきつくて、朝9時から夜7時ぐらいまで、昼飯以外の9時間ずっとウォーリーを探せ!やってる感じです。
少し慣れたからか、たるんだ雰囲気があった時期に、教官が言っておられた話が印象的でした。「欧米では模型を用いて解剖実習を行う所もあるらしい。しかし、君達、こんなに精巧な模型作れると思うか?ご遺体がこんなに上手に隠してくれてるようなのを、再現できると思うか?」 絶対に無理ですね。
もっと事前に勉強して、自分なりの疑問点をしっかりもった上で臨んで、与えられたノルマ以上に、ご遺体がまだまだ隠し持っているもっと上級の課題に取り組めればよかったのだけど、目の前のことに追われ、満足いく程には出来ませんでした。
でも、2ヶ月前とはヒトの身体について、完全に見方が変わった、そう実感します。内臓が所狭しとならんでいること。筋肉が薄いこと。神経が太いこと。膀胱が小さいこと。自分の目で見て、自分で切って、自分で触って、そうやって自分で得た新鮮な印象が、ずっと鮮明なまま残ってくれればいいなと思います。残るように自分で努力するのは勿論のこと。
今日からは神経解剖。剖出した脳を、色んな角度で切断し、断面のスケッチをしていきます。
まさにこういうのを切ってます。

出所:人体の不思議展 標本
PS:「人体の不思議展」に展示されているような標本は、僕から言わせればもはや"アート"です。あんなに上手くどうやって出すんやろ?
2007/02/05(Mon) 21:52 [permlink]
| ヒトゲノムの分子遺伝学 | |
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指定のテキストでもあったので、週末2日かけてじっくり通読。分子遺伝学のうち、医学向けにアレンジされていて、テーマに関連する遺伝疾患の概要も色々記述されている。
曖昧だった多型現象と連鎖解析などの遺伝子マッピングの部分の理解が深まった。読みやすい。単純な間違いが多いのがたまにキズ。


