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jotting of daily misc
そりゃぁ、人ってゆれてますよ。 この記事をはてなブックマークに登録
2006/07/23(Sun) 00:43  [permlink]
ゆれる」を鑑賞。西川美和監督。オダギリジョーと香川照之。

Ph03

色んな解釈が可能な脚本で、真実はどちらとも取れるし、何が真実で何が虚偽なのか、観客は、というか役者も作者も分からない映画かもしれないと思う。それは、どちらでもいいというスタンスで、だからこそ、その間を観ている我々は否応なく揺れ動くことになる。安心して信用できる人物、筋書きを用意されてないから。

圧巻は香川照之の演技で、彼が留置所に面会に来た猛(弟)を激しく罵倒する場面の前の独り言(妄想?)のシーンは、目に焼きついて忘れられない。表情が物語る内容と、彼が発する言葉が完全に違うことを言ってるように見えた。恐ろしい。役者って同時に二つの言葉を発せられる人種なんだとある種の尊敬を覚えた。

人間とは画一的な評価の難しいものですよね。というような哲学がこの作品の底流にある気がする。キャラクターの深みもそれだからこそ生まれている部分があると思う。

オダギリジョーが、同年代としてその才能に嫉妬せざるを得ないと最高の賛辞を送った西川監督はこれから是非ウォッチし続けるべき素晴らしい才能なんだろうと思う。細やかな演出と、鋭く深層を掘り下げ、テーマに固執したオリジナルの脚本を生み続けることができれば、間違いなく一時代を築ける女性監督だろうと思う。

この作品は、伏線がくどくて、ちょっと馬鹿にしてる?という印象があったけれど、でもここ最近観た邦画でこんなよい映画はなかった。かな。忘れた。
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日本サッカーの新しい時代へ。 この記事をはてなブックマークに登録
2006/07/11(Tue) 22:20  [permlink]
ワールドカップが終わり、中田が引退を表明した。日本のサッカーを確実に一歩も二歩も進める原動力となった彼の引退は、日本サッカーが世界に通用しうるレベルまで駆け上がる歴史上初めての一時代を築いたその日本サッカーの一時代の終了宣言でもあると思う。今後は彼ら海外で活躍する選手を当然のように見て育った、また一段違うところに当初からの目標が存在する若い選手たちへの世代交代が進むだろう。初出場、ホームという極めて特殊なワールドカップを経て、ようやくある意味初めての「普通の」ワールドカップ。結果は三敗二敗一分けと残念な結果だったけれど、また新たな選手と共に、次の初めてのアフリカ開催ワールドカップに向けて日本を盛り上げてもらいたい。


中田の引退宣言の文章は名文だと思う。格好つけずに素直な気持ちをさらけ出したとてもすばらしい文章だったと思う。

プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても
「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。
責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも
子供のころに持っていたボールに対する瑞々しい感情は失われていった。

けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後
サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。
自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。

それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。
厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。

これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為
ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。
しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。


本音だと思う。プロとして第一線で戦うためには、「ただ好き」という気持ちではやっていけない。あくまでもプロフェッショナリズムを追求した職業人としての中田は、サッカー少年中田のせめぎあいと苦しんでいたのは驚きだったし、それを押し殺してきた中田と言う選手のプロフェッショナリズムに改めて感じ入った。



ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、
何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。
正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか…
ちょっと自信がなかった。

けれどみんなからのmailをすべて読んで
俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、
それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。
それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は
間違っていなかったと自信を持って言える。

何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのは
とても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”が
きっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。

だから今、俺は、安心して旅立つことができる。


中田が初めて自身のホームページで自分の心情を語ることを始めたとき、それは一種異様だった。プロサッカー選手がファンと同じ目線に降りてきて、普通に他愛もない話をしてる、前回のゲームの戦術について批評する、自分のコンディションについて語る。でもこうやって自分の言葉で語ることで、中田はマスコミによってついつい大きくなりがちな自分の姿をなんとか等身大に保ち、本当にサッカーを好きなヒトからしっかりと理解される選手であり続けたと思う。マスコミによって歪められることを嫌う部分も大いにあっただろう。中田はこういったことができる器用な選手だからいいけれども、他の選手が皆同じようにできるとは思えない。いい選手を育てるためには、いい報道は欠かせないだろうと思う。極端に偏った報道や、イメージの偏りを生むような報道は日本のスポーツ界にとっても決してプラスではないと思う。


引退後の中田のインタビュー
http://live.sports.yahoo.co.jp/hide_message.html

↓こんなのあります。
2006年7月15日(土)19:00〜20:54
テレビ朝日系列「「緊急放送!中田英寿引退特別番組」

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